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7/18更新掲載総数122件

【サロン開業インタビュー】日本ホスピタリティ自宅サロン協会 関口智子さん1

関口さんtop

関口智子(せきぐち ともこ)さんとは?

プロフィール

  一般社団法人 日本ホスピタリティ自宅サロン協会
  代表理事 関口智子さん



  業態:自宅サロン&開業スクール
  最寄り駅:JR浦和駅/東浦和駅よりバス15分
  店舗タイプ:自宅兼サロン(一軒家)
  運営:一人で運営
  サロン:日本ホスピタリティ自宅サロン協会



 某大手リラクゼーションスクールにて全国のリフレクソロジー、ロミロミサロンスタッフ
 育成担当のインストラクターとして勤務。指導生徒数は2000人を超える。
 2004年に癒しの自宅サロン「Natural Happy」として独立。自宅サロンの先駆けとして
 「初めての癒しサロンBook」に掲載された事で全国からお客様の集まるサロンに。
 その後福祉総合企業の岩盤浴・スパ事業の立ち上げ、マネジメント、スタッフ育成などを
 一手に行う。
 その間、自然食カフェ事業、産院内のアロマトリートメント事業、福祉施設へのボランテ
 ィア技術の提供も並行して行う。
 2009年クオリティ高いセラピスト育成を志し「Natural Happy」自宅サロン&スクール
 を再スタート、全国出張も展開。
 2012年11月、自宅サロン業界の地位、意識向上を目指し、
 「一般社団法人日本ホスピタリティ自宅サロン協会」を発足。今に至る。


小川から見た関口さん


関口さんを一言で表すと、

やわらかさと厳しさを兼ね揃えた「プロ中のプロ」です!

インタビューの中で、

「覚悟」

という言葉が何回も出てきました。
やわらかい印象とは裏腹に、プロとしての基準の高さに、
インタビュアーの僕たちは、唸ってしまう場面が多々ありました。

ここまでの覚悟でサロンをやられているオーナーさんには、
正直、初めてお会いしました。
自宅サロン協会をたった一人で立ち上げ、
業界を背負うくらいの覚悟を持ちながら、やられているんだなと。

「高い基準」を肌で感じることができたことに、
本当に感謝です。

ぜひ、これからサロン開業を目指す方たちへ、
関口さんのメッセージを届けたいです。

それでは、
関口さんのインタビューです!

インタビュー

関口さんのサロンのウリとは?


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(インタビュアー小川)●まず関口さんのサロンのウリとこだわりはなんでしょうか?

(関口さん)自宅なんですが、自宅の雰囲気を見せない空間作りですね。

●元々このクオリティだったんですか?

そんなことないです。

●そうですよね、
もしそうならこれから開業する人にとって
すごくハードルが高いと感じました。


いえいえ。

●自宅っぽく見せないってところは最初から意識されていたんですか?

そうなんです。
実は開業したての頃はホテルのスパブームだったんです。
豪華なスパが町中に溢れた時だったんですね。

そういうこともあり自宅サロンが少なかったので、
自分自身もお金を借りて他のところでと考えていたのですが、
ご縁があって勢いで自宅でやることにしました。
ある程度そういうところのスパをみたこともあり、
もう少し自分で綺麗にせねばと思いました。でもその分悩みは大きかったです。

●そもそもなぜ別で借りようとしていたのに
自宅でやることを決めたのですか?


家賃を貯めて、2年後くらいに駅近で借りようと思ったんですが、
たまたまご縁あって女性創業塾という商工会議所が開催している塾に4日間参加して
その時に自分の理念や事業計画を立てていくうちにコストをかけることの恐ろしさを感じました。

コストがどれくらい掛かるかそれまでは漠然だったのですが、
具体的に試算していくうちに何百万かかることが分かったことと、
あとは出来る範囲から始めればいいと思ったこと。

家では出来ないと思っていましたが、空いている部屋がたまたまあり、
そこをジーと眺めていたらビジョンがだんだん浮かんできたので、
もしかしたら出来るかもしれないと。

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駅から離れた特色を活かしたサロンが出来るんじゃないかと思い、
2年後ではなく2ヶ月後にオープンしたんですよね。

●いつかいつかと伸ばす人が多い中、なぜ前倒しで出来たのですか?

事業計画書ですね。
それを作ったところが一番大きかったんです。
2年後と思っていたのは妄想の世界で、
先延ばしにする人の気持ちもよく分かるんですが、
それはやり方や計画の立て方が分からなかったり、
いつ始められるのかというスケジュールが立てられないので先延ばしになっていくと思うんです。
ただやはり自分が何をしたいのかだったり理念だったり、
開業のためのスケジュールをきちんと日付で入れていくとビジョンの映像化が出来たんです。

●概念だったものが具体的にイメージできたことが鍵だったんですね。

その通りです。
妄想ではなく地に足がついていったことが時短の理由ですね。

●女性創業塾で事業計画書を立てたことが大きかったんですね。

そうです。

●逆にリアルを知ってやめる人もいると思いますか?

もちろんいますね。

●何が関口さんと違ったのですか?

それまでの経験だと思います。
独立は初めてでしたが、この業種においてはそれなりのキャリアもあり、
前職では新店のオープンもお手伝いしていたこともあり、
そこがきっとイメージしやすかったのかもしれませんね。

●なるほどですね。
無理ないじゃないかではなく出来るんじゃないかって思えたんですね。


出来ないではなくどうやったら出来るのかという思考パターンに変わっていったんです。

●立ち上げ経験がない方が、
どうやったら出来ると思えようになるとお考えですか?


まずは自分自身が何のためにその仕事をしたいのかを明確にすることです。
長く続ける仕事だと思うので、何か壁に当たって心が折れそうになることが必ずありますが、
その時に何のためにこの仕事を始めたのかという軸があればまた始めることが出来ると思うので。

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●そういうところってどこの会社でも一緒ですよね。

コンセプトも明確にして、
あとはプロの力を借りることですね。
私も事業計画を立てる講座とかもやっていますし。

●スキルではなく何のためにというところが明確になると。
やりたくなっていく気持ちが高まっていくのですね。


そうだと思います。

●ここが変われば、
出来ないと思っている人って変わっていくんですね。


確実に変わります。

●具体的に、 どうやって明確にするんですか?

特に重要視しているのは、
自分がどんな社会貢献が出来るのかということ。

未来に残っていく仕事って社会に必要とされているからだと思うんです。
その中で社会貢献というと大げさに聞こえるかもしれませんが、
自分の仕事を通じて、いらしてくれたお客様がその場だけでなく、
帰ってからもどんな影響を持って帰っていただけるか。

●そこがないと続きにくいですよね。

起業したい理由は色々あり、
そういう思いを持っている方もいらっしゃいますが
正直そこまで考えられている人は少ないです。

どちらかというとスキルを身に付けたから発揮できる場が欲しいとか、
生活のためとか色々ありますが、でも相手ありきの仕事なので、
誰からお金を頂くのか、そしてその方が徹底的に幸せになることを考えると
みなさま目が変わります。

●最初はそこの部分を考えていない人が
講座でとにかくやってみなさいってことでやると変わっていきますか?


変わりますね。
そういった理念と同時に、事業なので赤字ありきのサロンは駄目です。 もし万が一ダメでもやめればいいやという気持ちでいるなら、
まだやらない方がいいです。

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●やはりそのくらいの覚悟がないと続かないですよね。

そうですね。
出来ればライフワークにしていただきたいです。
天職や真の役割とまで思っていただければと思います。
何があっても学びと経験値と思っていれば、たぶん続けられると思います。
最初からダメならやめればいいと思って、
トラブルをネガティブにとらえている間は
何が起きても凹んでしまいすので、一人起業は厳しいと思います。

●やり続ける覚悟ですね。

そうなんです。

●サロンってたくさんありますよね。
住宅街でしかも駅から離れた関口さんのサロンに
足を運んでもらえる理由はどこだと思いますか?

専門家であることだと思います。
スペシャリストと言い切れる覚悟だと思います。

●関口さんのような柔らかい雰囲気の方が
覚悟って言われると説得力がすごいですね。


言うだけはタダなので。笑

●プロという自覚がないと、どんな違いが出てきますか?

まずはやはりお客様への応対が変わりますし、
長く続けられるか続けられないかというところで必ず差が出てきます。
覚悟がないと途中でやめるか方向転換されるのではないでしょうかね。
お客様は人となりをよく見られているので、リピーターの付き方がガラッと変わります。

●やはり施術のスキルはもちろんですが、
一緒にいて人として素晴らしいと思っていただけることが重要なんですね。


そこは大きいですね。
やはり何よりも自分がスペシャリストだという覚悟と自覚があれば、
技術は当然向上していきますし。
それ以外にお客様に対して必要なことを学んでいくと思うんですね。
ですので人間としても技術も磨かれていくし、
お客様への応対も変わっていくでしょうね。

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●別にスキルでここがウリというものよりも、
自分がスペシャリストという意識でいれば様々なところが磨かれていくんですね。


おっしゃる通りです。

●例えば、内装がオシャレなのがウリだなんて言うサロンは、
どこかズレてしまっているのでしょうか?


そんなことないですよ。それはそれでいいと思います。

オシャレを売っていく中で、 自分がどうしたいのかっていう覚悟があればいいと思います。

お客様は技術は良くて当たり前だと思っていますから、
自分に自信がなかったり覚悟がなかったりする人は
自分がお客様としてお金をもらうに値しない技術だと心のどこかで分かっています。

モチベーションが下がったり、何かあればすぐ折れちゃうし、
でも先ほど言ったようにどうやったら出来るかだけなので、
技術のクオリティを上げていけばいいだけなので。

お勧めしないのは値引きですね。

●値引きは自信のなさですもんね。

おっしゃる通りです。

●話は変わりますが、
このサロンにいらっしゃる方についてお聞きしたいです。
僕は東京に住んでいて、浦和自体には来たことなかったんです。
バスで来たら近いですが、
駅近ではないのにお客さまが来てくれるってすごいことですよね。

ありがたいことです。

●来るお客さまってどのような方ですか?
遠方の方なのか、それとも地元の方ですか?


サロンを最初に立ち上げた時はそこをすごく考えました。
立地も決して良くない中、どうやってお客様に来ていただくかを考えた時に、
一番最初は近所の人たちをと思ったんです。

●そうですよね。

ポスティングもやりましたが全く効果がなかったです。

●どのくらいまいたのですか?

約3000枚を10回に分けて配ってみました。

●それで何件くらい効果がありましたか?

1件ですね。

●え!それだけですか?

でも理由は今なら分かりますが。

●その理由とは何でしょうか?

そこにターゲットがいないからです。

●誰に届けたいかが明確じゃなかったということですか?

そうなんです。
美容健康に興味があるって方なら誰でもウェルカムだったんですが、
それではやはり弱いですよね。
動機もアピールもそこに響くものもなかったですよね。

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●今なら効果はありそうですか?

そうですね。でももう配らないです。
自分のターゲットが周辺に住んでいるかどうかも分かりませんので
非常に労力がかかりますね。無駄とは言いませんが。

●関口さんの意見として、
チラシはオススメしないですか?


正直そうですね。
ターゲットとして、年代とかコンセプトを絞っていると思いますが、
先ほど話しましたがそこに住んでいる人がターゲットでは無かったり。

何よりもやはりチラシはまき続けないと意味がない、
目に触れて認知されるまでには、一週間に何回も配らなければならないですからね。

●費用対効果があまりに低いということですね。

もうおっしゃる通りですね。

チラシを配って効果がなかったので、
改めてどうやったらうちのサロンに来てもらえるかなと考えました。

まずここでしか受けられないもの、オリジナル性が大事だなと。
あとはロングコースにしようと思いました。
要するにわざわざここに来ていただくのであれば、
長くゆっくりしていただく1日2名までの限定サロンにしたんです。

駅から離れている所に来ていただくのに
30分や1時間しか受けないとなると、お客様の労力が大きいですし。


作成日:2014-07-21

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